2008年5月1日木曜日

asahi archeology Tanbaryu Hyogo

丹波竜、腸骨が見つかる ほぼ完全な形、国内初めて

2008年05月01日20時49分

 兵庫県丹波市で国内最大級の草食恐竜「丹波竜」化石の発掘を進めている県立人と自然の博物館(同県三田市)は1日、腰の骨である腸骨の化石が見つかった と発表した。福井県勝山市でも丹波竜と同じティタノサウルス形類とみられる恐竜の腸骨の化石が見つかっているが、今回は国内で初めてほぼ完全な形で発掘さ れた。

図

  

 同館によると、腸骨は肋骨(ろっこつ)と尾椎(びつい)=尾の骨=の間にある扇形の骨で、縦約40センチ、横約80センチ。07年1〜3月の1次発掘で 採取した岩塊に含まれていた。丹波竜は、これまでに見つかった尾椎などからティタノサウルス形類の新種の可能性が高まっている。同館は腸骨や周辺の骨の付 着物を取り除いて輪郭をはっきりさせることで、「進化した新種と断定できるのでは」としている。同館は腸骨などの岩塊からの取り出し作業を3日から一般公 開する。




0 件のコメント: