最小のブラックホール特定、直径24キロ・NASAが特定
【ワシントン1日共同】米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターの研究チームは1日、質量が太陽の3.8倍で直径が約24キロと、これまでで最小のブラックホールを特定したと発表した。
このブラックホールは太陽系が属する天の川銀河のさいだん(祭壇)座にあり、2つの星がお互いを回る連星のうちの一方。2001年に発見 され、研究チームは、ブラックホールに渦のようになって巻き込まれていくガスが発するエックス線を解析する新たな方法で質量を推計した。
恒星は寿命を迎えると超新星爆発を起こし、太陽質量の1.7—2.7倍以上だとブラックホールになり、それより小さいと中性子星になると考えられている。これまで見つかっていた最小のブラックホールは6.3倍だったという。
超高密度のブラックホールは小さくても引き込む力は極めて強く、チームは「近づきすぎるとスパゲティのようにからめとられてしまう。未来の宇宙旅行者はご注意を」と"警告"している。 (18:49)
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