2008年4月15日火曜日

kumanichi local Yatsushiro bicycle road

2008年4月13日 22:32
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人と自転車専用「八代緑の回廊線」開通
思い思いのペースで歩く参加者たち=八代市の八代緑の回廊線
思い思いのペースで歩く参加者たち=八代市の八代緑の回廊線
 八代市が十四年かけて整備してきた市中心部を巡る自転車歩行者専用道路「八代緑の回廊線」が十三日、全線開通した。記念のウオーキング大会には、市民ら約三千四百人が参加し、心地良い汗を流した。

 回廊線は、工場への引き込み線や農業用水路の跡地などを活用。市民の健康づくりや生活道路、環境保全などを目的に一九九四(平成六)年、整備が始まった。ルートは、同市萩原町のJR八代駅を起点に、大手町二丁目から南北に分かれ、松崎町の松崎公園で合流する。

 九八年に一部区間が初めて完成、以降は順次供用されてきた。三月に最後の区間となっていた八代一中近くから松崎公園までの約八百メートルが完成した。全長約六・八五キロ。

 幅員は五—十メートル。歩行者と自転車専用に区分けされ、サクラやサザンカなどを植栽。水路やベンチなども備えられている。総事業費は約三十三億円二千万円。

 回廊線沿いの同市北の丸町の八代一中では記念式典が行われ、坂田孝志八代市長が「八代の新たなシンボル、財産として活用してほしい」とあいさつ。準備体操の後、ウオーキング大会が始まり、ジャージ姿の市民らは、思い思いのペースで歩みを進めた。

 同市旭中央通の米美代子さん(73)は「孫が沿線に住んでいるので今度一緒に歩きたい」と気持ちよさそうに話していた。(内田裕之)





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