2008年4月25日金曜日

kumanichi Hosokawa Eisei Bunko Kumamoto Museum of Art

2008年4月24日 00:08
熊本日日新聞 くまにちコムのTopへ戻る
永青文庫室あす開館 県立美術館本館
国宝の「時雨螺鈿鞍(らでんくら)」(手前)などの展示品が並び、25日の開館へ準備が整った永青文庫展示室=県立美術館本館
国宝の「時雨螺鈿鞍(らでんくら)」(手前)などの展示品が並び、25日の開館へ準備が整った永青文庫展示室=県立美術館本館
 肥後細川家に伝わる美術工芸品や古文書を公開する「細川コレクション 永青文庫展示室」が二十五日、熊本市二の丸の県立美術館本館にオープンする。永青 文庫の所蔵品を常設で展示し、七月六日までは本館二階の展示室も使って大規模な開館記念展を開く。

 開館記念展「細川歴代の文と武と美」第一部は、展示を入れ替えながら、鎌倉時代の漆工芸「時雨螺鈿鞍(しぐれらでんくら)」など国宝二点、重要 文化財十二点を含む計二百点以上を公開。歴代当主ごとに関連の書画や武具、書状などを並べ、室町時代からの細川家の歴史を紹介する。

 観覧料は一般五百円、大学生三百円、高校生以下無料。初日は午前九時半から開会式があり、永青文庫理事長の細川護熙元首相らがテープカットした後、十一時から一般公開する。本館には九時半から入場できる。

 永青文庫は、細川家十六代当主の故護立氏が一九五〇(昭和二十五)年、東京・目白に設立。所蔵品は美術工芸品だけで約六千点に上り、質、量とも国内有数といわれる。(小林義人)


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