2008年4月8日火曜日

nikkei international Pulitzer Prize Nagai Pakistan

ピュリツァー賞、長井さん撮影のカメラマンが受賞

 【ニューヨーク=松浦肇】米国ジャーナリズム最高峰の賞とされる2008年度のピュリツァー賞が7日発表された。ミャンマーの反政府デモ取材中に 銃撃を受けて死亡した日本人ジャーナリスト、長井健司さんの姿を撮影したロイター通信のカメラマン、アドリーズ・ラティフ氏(34)が速報写真賞を受賞し た。

 ラティフ氏は昨年9月、ミャンマーで起きた民主化デモを取材。当時、小型ビデオカメラで民主化運動のデモ隊を取材していた長井さんが銃 撃されて路上に倒れ込んだ直後の瞬間をカメラでとらえた。「ミャンマーで起きたことをフレームに収めた劇的な写真」(同賞選考を担当するピュリッツァー理 事会)という。

 調査報道賞は中国製の医薬品への有毒成分混入を伝えたニューヨーク・タイムズ紙と、(中国などからの)輸入規制の欠陥を報道したシカ ゴ・トリビューン紙が受賞。輸入規制では昨年夏に米玩具最大手マテルが「基準値を超える鉛が塗料に入っていた」として中国製玩具をリコールしており、グ ローバル化の流れのなか、アジアへの関心の高さが目立つ。 (10:52)



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