2008年4月17日木曜日

asahi culture art archeology history Nara Asuka Takamatsuzuka ancient tomb wall painting

高松塚壁画、5月31日から初の一般公開 先着順で募集

2008年04月16日18時39分

 文化庁は16日、劣化した極彩色の「飛鳥美人」などの修理のため昨年、石室が解体された奈良県明日香村の特別史跡、高松塚古墳(7世紀末〜8世紀初め) の国宝壁画の一般公開日程を発表した。5月31日〜6月8日の9日間で、場所は村内の壁画修理施設内の作業室。事前の申し込みが必要で、1日約500人を 先着順で募集する。見学は無料。72年の壁画発見後、一般公開されるのは初めて。

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高松塚古墳西壁に描かれた「飛鳥美人」。72年に発見された当時の姿=奈良県立橿原考古学研究所編「壁画古墳高松塚」から

 一般公開では、修理中の壁画を通路からガラス窓越しに眺める。実際に見えるのは、最も窓側に置かれる予定の「飛鳥美人」「男子群像」「玄武」の三つになりそうという。見学者は説明を受けた後、約15人ずつ交代で通路に入り約10分間見学できる。

 応募方法は、往復はがき(1枚2人まで可)に、郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、年齢、電話番号、希望日(第3希望まで。午前か午後の指定も)を記入 し、〒530・0047 大阪市北区西天満3の4の3 大阪西天満郵便局留め 「国宝高松塚古墳壁画修理作業室の一般公開」事務局へ。締め切りは5月7日 (消印有効)だが、各日とも定員に達し次第、締め切る。当選の返信用はがきは5月14日以降に発送し、落選のはがきも随時送る。問い合わせは同事務局 (06・6367・6060)へ。




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