2008年4月15日火曜日

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ヒツジを飼えばサルが来なくなる、の法則

2008年04月15日11時11分

 農作物を食い荒らすサルやイノシシを里に寄せ付けないようにしようと、滋賀県日野町鳥居平の農業、奥村俊治さん(57)方の放牧地に14日、ヒツジ2頭 が放たれた。ヒツジを見に来る人が増えることで、サルなどの出没減を見込む新たな獣害対策だ。将来的には、近所の子どもたちを集めて、ヒツジの毛を刈る様 子なども見せたいという。

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サルやイノシシの出没を阻止するため、放牧されたヒツジ=日野町鳥居平

 同地区は山に囲まれた農村集落。奥村さんは10年ほど前から、サルやイノシシに田んぼや畑の作物を食い荒らされる被害に悩んできた。一昨年と昨年、県の 「サル害対策試験」や「獣害のない元気な里づくり事業」として、裏の雑木林を整備して25アールの放牧地をつくり、県から借りたヒツジを試験的に放牧。効 果を検証してきた。

 出没件数を減らすのに一定の効果があったため、今年から営農組合からヒツジを譲り受け、本格的に放牧を始めることにした。奥村さんは「被害が大きいと農家の耕作意欲もなくなるだけに、ヒツジに期待したい」と話す。




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