2008年4月8日火曜日

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2008年4月7日 22:24
熊本日日新聞 くまにちコムのTopへ戻る
永青文庫展示室が完成 県立美術館本館
永青文庫展示室のロビーから見た枯れ山水の石庭=7日午後、熊本市二の丸(植山茂)
永青文庫展示室のロビーから見た枯れ山水の石庭=7日午後、熊本市二の丸(植山茂)
 熊本市二の丸の県立美術館本館に完成した「細川コレクション 永青文庫展示室」が七日、報道陣に公開された。二十五日から永青文庫が所蔵する肥後細川家ゆかりの美術工芸品や古文書を常設展示する。

 本館南側の多目的室を約二億円で改装し、延べ百六十平方メートルの展示室を設けた。展示ケースは、作品の劣化を防ぐ光ファイバー照明や安定した空調、防犯ガラスを備えた最新型。ロビーの外には、有明海をイメージした石庭も整備した。

 開館記念展「細川家歴代の文と武と美」は、二十五日〜七月六日と同十五日〜十二月二十四日の二部構成。第一部は本館二階展示室も使い、国宝の漆 工芸「時雨螺鈿鞍(らでんくら)」など計二百点以上を公開。第二部は「大名調度」「能面装束」「武具」と二カ月おきにテーマを変えて約三十点ずつを展示す る。

 永青文庫は細川家十六代当主の故護立氏が一九五〇(昭和二十五)年、東京・目白に設立。国宝八件を含む美術工芸品四千点余りと古文書数万点を所蔵している。(小林義人)


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