2009年6月4日木曜日

asahi science archeology dinosaur moosasaur Kainan Wakayama

骨がつながった爬虫類の後ろ脚化石みつかる 和歌山

2009年6月4日7時6分

印刷印刷用画面を開く

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:滄竜の後肢の化石と発見者の御前明洋さん。右上の突起物が大腿骨、その左下が脛骨=3日午前9時38分、和歌山県庁、増田啓佑撮影滄竜の後肢の化石と発見者の御前明洋さん。右上の突起物が大腿骨、その左下が脛骨=3日午前9時38分、和歌山県庁、増田啓佑撮影

写真:発見された滄竜の化石。右上の突起物が大腿骨でその左下が脛骨=増田啓佑撮影発見された滄竜の化石。右上の突起物が大腿骨でその左下が脛骨=増田啓佑撮影

 和歌山県有田川町の白亜紀後期(約7500万年前)とされる地層から、大型爬虫(はちゅう)類の後ろ脚の骨の化石が見つかったと、同県立自然博物館(同 県海南市)が3日発表した。海で生活していた滄竜(そうりゅう)(モササウルス科)とみられ、後ろ脚の複数の骨が関節でつながった状態で見つかったのは国 内初という。

 同博物館によると、化石は45センチ×35センチ×25センチ。06年2月、有田川町の鳥屋城山(とやじょうさん)で、当時京都大院生だった御前 (みさき)明洋さんが見つけた。同大地質学鉱物学教室と同博物館が調べた結果、滄竜の左後ろ脚の大腿(だいたい)骨、脛(けい)骨など四つの骨がつながっ た状態の化石とわかった。体長は8メートル以上あったと推定される。




0 件のコメント: