反同性婚発言でミス・カリフォルニア剥奪
5月12日にニューヨークであった記者会見にのぞむミス・カリフォルニアのキャリー・プレジャンさん(右)=ロイター
【ロサンゼルス=堀内隆】今年のミス・カリフォルニアのキャリー・プレジャンさん(22)が10日、資格を剥奪(はくだつ)された。4月のミスUSAコ ンテストで同性婚に反対する発言をし、審査員が「そのせいで優勝を逃した」と公言。怒ったプレジャンさんが反同性婚団体の広告塔として「独り歩き」を始め たためだ。
「米国の全州が同性婚を法制化すべきだと思う?」
ミスUSAコンテストでの審査員のペレズ・ヒルトン氏の問いに、プレジャンさんは「結婚は男女間のものであるべきだと思います」。プレジャンさん は次点にとどまったが、同性愛者で知られるヒルトン氏は米メディアに「あのために負けた」と述べ、全米で物議をかもした。直後にプレジャンさんは、同性婚 に反対する団体のテレビCMに出演した。
ミス・カリフォルニアコンテストの主催者は10日に発表した声明で、資格剥奪の理由を「純粋な契約違反」と説明しているが、主催者は過去の記者会見で「公式行事をすっぽかす一方で、主催者の許可なしに反同性婚のイベントに参加した」とプレジャンさんを批判していた。
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