2008年4月1日火曜日

nikkei itplus internet April Fool 2008

「ダジャレや未来を検索」「宇宙人の襲来」4月1日の重大ニュース

 「ダジャレや未来を検索」「宇宙人襲来の証拠つかむ」「『web3.14』を発表」——。各社が知恵を絞ったコンテンツをそろえる4月1日の「エイプリルフール」。今年も思わずニヤけるサービスや仕掛けが出そろった。

■googleでダジャレや未来を検索

 「Googleの使命は世界中の笑いを整理すること」。検索最大手のグーグルは同社のサービスを紹介するブログ(http://googlejapan.blogspot.com/)の中で、ダジャレを検索できる新サービス「ダジャレサーチ」を始めたと発表した。東京R&Dセンターがダジャレの品質を自動的に判定する手法「KudaRank」とダジャレ専用の人工知能「BakaUke」の開発に成功したと細かく説明している。

 グーグルは各国ごとにエイプリルフール向けの企画を打ち出しており、オーストラリアのリリースサイト(http://www.google-au.blogspot.com/)では明日見られるウェブサイトを検索できる新サービス「gDay with MATE」を公開した。グーグルの検索ボックスの下に「one day in advance」と書いたラジオボタンをそろえている。

■ヤフーのトップページを宇宙人が占拠

 エイプリルフール企画の常連となっているヤフー(http://www.yahoo.co.jp/)は、宇宙人を倒すゲーム「スペースインベーダー」を提供するタイトーと共同でトップページが宇宙人に攻撃される仕掛けを作った。宇宙人がアイテムを次々に壊した後、サイト上でインベーダーゲームを楽しめる。

■「web2.0はもう古い」

 掲示板サイト「スラッシュドット(http://slashdot.jp/)」 を運営するOSDN(東京・渋谷)はアルゴリズム解析で知られるドナルド・クヌース教授が文芸的プラグラミング用システムの新バージョン「WEB 3.14」を発表した、という内容を取り上げた。「web2.0はもう古い」という教授のコメントも紹介している。このほか、バス停に来たバスに乗るつも りがない時の合図として漫画「おそ松くん」のギャグとなる「シェー」を日本バス協会が採用したという話も取り上げた。

■ケータイ・デバイドで離婚が増える?

 フルキーボードに慣れたパソコンユーザーが携帯電話を使えないことで、離婚する夫婦が増えているとの記事を掲載したのはインプレスグループのImpress Watch(東京・千代田)が運営する同名のサイト(http://www.watch.impress.co.jp/)。増え続ける離婚の一因として携帯電話が有力という。携帯電話のウィルコムならぬ「ウィィィルコム」が24個に分かれたパーツを毎月販売する分割販売を始めるという記事なども掲載した。

■入力した言葉を人間の音声に変換

 メールマガジン配信サービス大手のまぐまぐ(京都市)は運営サイト(http://www.mag2.com/) で「リアル音声合成プログラム グレゴリオ聖子」「袋麺代行サービス」「肌質検索」の3つのサービスを開始する「プレスソソース」を発表。話題を集めた音 声合成ソフト「初音ミク」にちなみ、入力した言葉を限りなく人間の声に近い音声に変換してメールで届けるというサービスを始めるとした。

■サイトまるごとエイプリルフール

 「この日のためにサイト作ってました」と気合いを示したのはニフティが運営する「デイリーポータルZ(http://portal.nifty.com/)」。シジミと一緒にうずらの卵をゆでると殻がきれいにむけるという裏技からコンセントを手作りしている職人の話まで、サイト内のすべての記事やリンクをエイプリルフール向けの作り話でまとめた。

[2008年4月1日/IT PLUS]




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