2008年7月26日土曜日

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オバマ氏の「祈りの紙」盗難 エルサレム「嘆きの壁」

2008年7月25日22時31分

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 【エルサレム=村上伸一】米大統領選の民主党候補者指名を確実にしているオバマ氏が、エルサレムを訪れた際にユダヤ教の聖地「嘆きの壁」に残した願い事 の紙が盗まれた、と25日付のイスラエルの大手2紙が報じた。うちマーリブ紙は直筆だという文面の写真を掲載した。神への誠実な祈りが書かれており、「大 統領選に勝たせてほしい」といった内容はなかった。

 オバマ氏はイスラエルからドイツに移動する直前の24日未明、ユダヤ教徒に敬意を示すため嘆きの壁を訪れた。お祈りに来た人びとは願い事を書いた紙を壁の岩のすき間に差し込んでいく習わしがあり、オバマ氏もそうした。

 マーリブ紙によると、オバマ氏が残した紙を盗んだのはユダヤ教神学校の男子生徒。同氏直筆という願い事は滞在先のホテルの便箋(びんせん)に「神 よ、家族と私を守り、私の罪をゆるしてください。私に正義を行う知恵を与え、私をあなたの意志の道具にしてください」などと書かれていた。

 一方、イディオト・アハロノト紙はオバマ氏の紙を入手したと報じたが、「プライバシーに触れる」として中身を明らかにしなかった。



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