2008年10月29日水曜日

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「2030年代には地球2個必要」資源需要でWWF警鐘

2008年10月29日10時30分

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 世界自然保護基金(WWF)は29日、このままのペースで人類が天然資源を消費し続けると、2030年代には地球2個分の資源が必要になるとする「生きている地球リポート」を発表した。「金融と同様に環境分野でも危機が迫っている」と警鐘を鳴らしている。

 報告書によると、燃料や森林、水産物など世界中の資源需要は、人口の増加やライフスタイルの変化などによって1980年代半ばに地球が再生産できる供給 量を上回った後、ほぼ一貫して伸び続けている。現在は地球1.3個分を消費する量の需要がある。超過している分は、地下資源など「貯金」を食いつぶしてい る状態だという。

 国別で資源需要が最も大きいのは米国などで、世界中の人が米国人と同じような消費行動を取ると、地球が4.5個分必要。日本人並みでも2.3個分必要としている。また日本は輸入に頼る割合が高いため、国内で供給可能な量の約8倍の天然資源を消費しているという。



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