2008年10月17日金曜日

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脳「化粧した私は他人」 茂木さんとカネボウ研究

2008年10月17日1時33分

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 カネボウ化粧品は14日、脳科学者の茂木健一郎さんらとの共同研究で、女性が化粧した自分の顔を見たとき、脳内では他人の顔を見たときと同じような反応 が起きているとする成果を発表した。同社は「商品づくりにすぐには結びつかないが、化粧が人間の脳の働きにどんな影響を与えているかを調べていく」とい う。

 茂木さんは「女性は化粧した自分の顔を自分の顔だと知りながら、他人のように客観化して見ているということ。つまり、女性は他人に見られることを前提に自らを構築している」と説明し、これまでにない研究成果とした。

 カネボウ化粧品基盤技術研究所と茂木さんら脳科学者は昨年7月から共同研究を始めた。20〜30代の女性17人に自分と他人の素顔と化粧した顔の 4種類の写真を見せ、大型診断装置で脳内のどこが反応しているかを観察。その結果、自分の化粧した顔を見たときと他人の顔を見たときで、脳内で反応する場 所が同じことが分かったという。(諏訪和仁)



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