「東アジア共同体の設立に貢献」 日メコン首脳宣言採択
日本政府が東南アジアのメコン川流域5カ国と初めて開いた「日メコン首脳会議」は7日、長期的なビジョンとしての東アジア共同体の設立に各国が貢献する とした「日メコン首脳東京宣言」を採択し、閉幕した。また、鳩山由紀夫首相が6日に表明した3年間で5千億円以上の開発支援の具体策など、63項目の行動 計画にも合意した。
参加したのはタイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、ミャンマー(ビルマ)。終了後の共同記者会見で鳩山氏は「(メコン地域は)経済格差がまだ大き いが、いかに困難を克服していくかというプロセスのなかで共同体の意識が高まっていく」と述べ、協力が東アジア共同体の実現につながるとの考えを示した。
行動計画では、民主化問題を抱えるミャンマー軍政に対して「(来年の)総選挙が民主的かつすべての関係者が参加する包括的なものになることを信じる」と明記した。会議では首脳会議を毎年開催し、3年に1度は日本で開くことも決めた。(五十嵐誠)
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