運慶作とみられる「木造大日如来坐像」〔共同〕
運慶作の仏像、仏教系宗教団体「真如苑」が購入
鎌倉時代の仏師運慶の作とみられ大手百貨店三越が18日に米国の競売で落札した「木造大日如来坐像」について、文化庁は25日、仏教系の宗教法人 「真如苑」(東京都立川市)が購入したと発表した。東京・上野の東京国立博物館で公開される見通しで、文化財指定のための調査も実施する。
仏像は「国宝級」との指摘も出ていたが、文化財に指定されていなかったため海外の競売にかけられた。落札額は日本の美術品としては過去最高額の1280万ドル(約12億8000万円)。
真如苑は「海外流出の危機を知りオークション参加を決めた。落札額は(拠出できる)ギリギリだった」と説明。公開後5年後をメドに真如苑の宗教施設に移すという。 (19:44)
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