地域の拠点に 熊本港に地産地消カフェ | ||||
白石さんは自宅に併設した和風喫茶店を十八年間営業。「地域の人たちに楽しんでもらおう」と二カ月に一回程度、同市西部地区の農家らのバンド演奏会も開いていた。 移転を決めたのは、ターミナルのテナントが四年間"入居者ゼロ"だったため。一九九八(平成十)年のターミナル完成以降、二つの飲食店が入った がともに不振で二、三年で撤退。白石さんは、常連客らでつくる地域おこしグループが同港で催すイベントにかかわるうち、「この空き店舗を地域のために活用 したい」と思い立った。 店を切り盛りするのは白石さんと長女の妃美さん(28)。海を臨むテラス席を含め十二テーブル、計約五十席。メニューには、焼きナスやレンコンのきんぴら、アサリのパスタ、ノリを巻いたおにぎりなど、地域の特産品をふんだんに使ったものを予定している。 地元バンドのライブも続ける。これまでは近所に遠慮しアコースティックライブだけだったが、念願のドラムセットやスピーカーも置いた。このほど 開いたこけら落としのライブでは、地元客ら約九十人が、プロのジャズシンガー田中まことさん=東京都=や農家三人のロックバンド「ガレージ」の演奏を楽し んだ。 第二ターミナルは、切符売り場やフェリー乗り場があるフェリーターミナルと約百メートル離れており、守江耕治・同港管理事務所長(59)は「地 元の人が集まることで、港の拠点性がより高まれば」と期待。白石さんは「そして、ここで地域おこしのアイデアが次々に生まれてくれれば」と夢を膨らませて いる。(福山聡一郎) |
2008年3月27日木曜日
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