私は「星の王子さま」を撃墜した ドイツ元操縦士証言
2008年03月16日00時48分
童話「星の王子さま」で知られるフランスの作家アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(1900〜44年)が最後に操縦していた飛行機は、ドイツ軍戦闘機に撃墜されていた−。15日付の仏紙プロバンス(電子版)は、戦闘機に乗っていた元ドイツ軍パイロットの証言を報じた。
証言したのはホルスト・リッパートさん(88)。第二次大戦中の44年7月31日、南仏ミルの飛行場を出発、トゥーロン付近でマルセイユ方向へ向かう米国製P38ライトニング戦闘機を発見した。
「接近して攻撃を加え、弾が翼に命中した。機体は一直線に海へ落ちた。機内からは誰も飛び出さず、パイロットは見なかった。それがサンテグジュペリだったことを数日後に知った」と同紙に語った。
リッパートさんは「サンテグジュペリの作品は大好きだった。彼だと知っていたら、撃たなかった」と話した。(時事)
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