午前七時前、事務所に入った蒲島さんは、当選を伝える新聞各紙に目を通しながら「逆境から夢を紡いできた自分の人生に期待が集まったのではないか。政党や地域といった枠組みを超えた投票行動だ」。"学者知事"らしく、落ち着いた口ぶりで自らの得票を分析してみせた。 二十三日夜はテレビ出演が続き、帰宅したのは日付が変わってから。選挙戦を支えた妻の富子さん(60)と深夜の食事をとりながら「一緒に頑張ろう」と声を掛け合ったという。 東大法学部教授から現実の政治の世界に飛び込んで二カ月。初めての選挙に悪戦苦闘しながらも「選挙の厳しさを体験してよかった。多くの方にエネ ルギーをもらった」ときっぱり。「これからはメディアにどんどん出て、熊本を国内外に売り込みたい」と早速、あいさつ回りに出発した。 午前十時すぎには熊本市役所を訪問し、幸山政史市長と約十分間懇談。同市が目指す政令指定都市に向けた取り組みや、国際会議での熊本城の利活用など県市連携を深めていくことで一致した。(毛利聖一、渡辺直樹) | ||
熊本日日新聞2008年3月24日夕刊 |
2008年3月24日月曜日
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