2008年3月26日水曜日

kumanichi kumamoto saruku

来月以降も継続 「熊本さるく」ツアー
 熊本国際観光コンベンション協会は、三月末までの期間限定で取り組んでいるまち歩きツアー「熊本さるく」を四月以降も継続する。熊本市観光の新たな試み として企画し、現在は熊本城周辺や城下町の新町・古町一帯などを散策する五コースだが、江津湖や子飼商店街など巡るコースを新たに設け、十コースに拡充す る。

 同ツアーは九州観光推進機構(福岡市)が提唱したまち歩き観光キャンペーン「九州さるく」の一つとして昨年十月始めた。市民ガイドが史跡や地域 の隠れた歴史などを紹介。一月末までの四カ月間で延べ約五百人が参加した。まち歩きの楽しさをもっと知ってもらおうと継続を決めた。

 四月から新設するのは江津湖周辺を巡る「水辺の文学さんぽ路」や、子飼商店街を歩く「熊本のアメ横を食べさるこっ」など。一方で既存ルートを見直して、熊本城一帯の隠れた写真スポットを回る「熊本城のよか写真ば撮ってさるこっ」などに改編する。

 全コースとも所要時間は従来通り二時間。現在は全ルートが徒歩だが、新コースでは公共交通機関の見直しにもつなげようと、一部区間で市電や周遊バス「しろめぐりん」も活用する。

 参加費は大人五百円、小中学生二百五十円(市内の児童生徒は無料)。熊本城などの施設入場料と交通費は各自負担。

 月二回〜週四回の実施で、これまでの参加は大半が熊本市民というが、「観光客はもちろん、市民が地域の魅力を発見するきっかけになれば」と同協会は期待している。

 コース改編を記念して四月一〜六日に熊本城内の桜の名所を回る「夜桜さるく」、五日には同城周辺の神社など散策する「恋さるく」も企画している。問い合わせは同協会(電)096(359)1788。(前田克)



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