2008年3月24日月曜日

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県民の関心高まらず 投票率5割弱

開票作業を進める熊本市の職員=23日午後9時45分ごろ、熊本市総合体育館(大田垣典子)
 県選管が発表した二十三日投開票の知事選の投票率は49・36%で、過去最低の38・67%にとどまった前回二〇〇四年に続き50%を割り込んだ。一九四七年の第一回知事公選と並び過去最多の五人の候補が争ったものの、県民の関心は高まらなかった。

 今回で十七回目となる知事選のうち、七番目に低い。

 市町村別では、村長・村議補選と同日選挙となった球磨郡相良村が83・53%と最も高かった。次いで水上村が75・91%、五木村が75・ 54%で続いた。一方、最も低かったのは荒尾市で32・65%。唯一、40%を下回った。二番目に低いのは熊本市の43・03%で、菊池郡菊陽町が44・ 71%で続いた。

 男女別では男49・47%、女49・27%だった。

 投票率が落ち込んだのは、(1)政策の違いが明確でなかった(2)極めて知名度の高い候補者がいなかった(3)投票日当日に県全域で雨となり、足が遠のいた、などが原因とみられる。

 さらに自民が知事選で初めて公認・推薦を見送るなど政党色が薄れたことが、逆に有権者の関心を十分掘り起こせなかったと言えそう。

 一方、期日前投票をした人は十二万一千人。前回知事選と比べ73・1%増えたが、昨夏の参院選に比べ33・0%減った。県内有権者の8・2%、投票者数の16・5%が利用した。(森本修代)
熊本日日新聞2008年3月24日朝刊


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