阿蘇郡南阿蘇村中松の一心行の大桜一帯で二十八日、「南阿蘇桜さくら植木まつり」が開幕した。四月十三日まで。村一心行公園管理組合と出店組合メンバー による運営委（興梠公憲委員長）主催。桜はつぼみが膨らんだところで、見ごろは四月上旬の見込み。
大桜は樹齢四百年余りで高さ約十四メートル。戦死した武将を供養するため桜を植え、家臣たちが「一心に行を修めた」ことから名前が付いたと言われている。一九九一（平成三）年、ふるさと熊本の樹木に指定された。
一帯には草木苗やだご汁、手作り弁当など約四十店舗が出店し、神楽や太鼓、演武などのステージや野だてもある。夜間のライトアップは三分咲きになって以降に実施。午後七時から八時半ごろまでを予定している。
運営委によると、昨年は期間中、約十四万人が訪れた。周辺に看板や係員を配置、一方通行などの交通規制を敷く。臨時有料駐車場の料金は、乗用車（軽含む）五百円、二輪車など二百円、マイクロバス二千円、大型バス四千円。
昨年は四月四日、一昨年は四月六日に満開となった。開花状況はテレホンサービス（電）０９６７（６７）３３２１。（宮崎あずさ） |
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