2009年5月9日土曜日

asahi shohyo 書評

罪と罰 [著]本村洋、宮崎哲弥、藤井誠二

[掲載]2009年5月3日

  光市母子殺害事件の遺族・本村洋さんと、事件直後に本村さんを訪ねてから親交を続けた藤井氏、氏の紹介で知り合った宮崎氏の3人が、罪とは何か、罰とは何 かを徹底討論。死刑存廃論など裁判員制度開始を前にした議論の重要性もさることながら、「犯罪が起こった瞬間に絶対に修復できないような何かが起こってし まう」といった本村さんの言葉は、犯罪がもたらすものの真の姿を読者に考えさせる。

表紙画像

罪と罰

著者:本村洋 宮崎哲弥 藤井誠二

出版社:イースト・プレス   価格:¥ 1,575

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