古代の火星、広範囲に水? 米チーム、地層発見
火星にあるビクトリアクレーターの壁。砂の層の下に、水の流れでできた地層などがあった。写真は疑似カラー=スティーブン・スキアーズ氏提供
火星の赤道付近にあるビクトリアクレーターの壁に、水の流れによって土砂が運ばれて堆積(たいせき)した地層が見つかった。似た地層は約6キロ北の別の クレーターでも見つかっており、米コーネル大などの研究チームは「古代の火星では広い範囲で水が流れていたようだ」としている。論文は22日付の米科学誌 サイエンスに発表された。
米航空宇宙局(NASA)の探査車オポチュニティーが撮影した画像を解析してわかった。オポチュニティーは04年1月に火星に着陸。最近は約2年にわたって、ビクトリアクレーターの周囲を調べていた。(東山正宜)
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