ナマハゲや沖縄の組踊など無形文化遺産に提案 文化庁
男鹿のナマハゲ=文化庁提供
諸鈍芝居=文化庁提供
高山祭の屋台行事=文化庁提供
秩父祭の屋台行事と神楽=文化庁提供
壬生の花田植=文化庁提供
文化庁は20日、沖縄の組踊(くみおどり)や秋田・男鹿のナマハゲ、埼玉・秩父祭の屋台行事と神楽など13件を、ユネスコの無形文化遺産に提案すると発表した。来年9月のユネスコの政府間委員会で正式に決まる。
同遺産は、伝統芸能や祭礼、工芸技術、口承文学など人類共通の遺産として保護すべき無形の文化を顕彰する新しい制度で、昨年始まった。「世界遺産」で知 られる建造物などの有形文化遺産とは異なり、専門家機関による現地調査などはない。基本的に各国の提案が通る見込みという。
文化庁は、重要無形文化財や重要無形民俗文化財、選定保存技術に指定・選定されている約300件(人間国宝など個人は除く)から、分野や地域のバランスを考慮して、指定・選定時期の早いものから登録を進めるとしており、今回もこの方針に沿って選ばれた。
分野別の候補は次の通り。
【重要無形文化財】組踊(沖縄県)▽結城紬(つむぎ)(茨城県、栃木県)▽本美濃紙(岐阜県)
【重要無形民俗文化財】秩父祭の屋台行事と神楽(埼玉県)▽高山祭の屋台行事(岐阜県)▽男鹿のナマハゲ(秋田県)▽壬生の花田植(広島県)▽佐 陀神能(島根県)▽那智の田楽(和歌山県)▽綾子踊(香川県)▽諸鈍芝居(しょどんしばや)(鹿児島県)▽多良間の豊年祭(沖縄県)
【選定保存技術】建造物修理・木工
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