キトラの宝「青竜」「白虎」を特別公開 奈良・明日香
キトラ古墳壁画「青竜」に見入る来場者たち=8日午前、奈良県明日香村、日吉健吾撮影
キトラ古墳壁画「白虎」(手前)や「青竜」(奥)に見入る来場者たち=8日午前、奈良県明日香村、日吉健吾撮影
展示室前には大型TVが設置された=8日午前、奈良県明日香村、日吉健吾撮影
奈良県明日香村の特別史跡、キトラ古墳(7世紀末〜8世紀初め)の石室に描かれ、修理のためはぎ取られた極彩色壁画のうち、「青竜」と「白虎」の特別公 開(文化庁など主催、朝日新聞社後援)が8日、同村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で始まった。朝から多くの歴史ファンらが列をつくり、初日だけで1100 人余が来場。古代ロマンをかきたてる四神壁画を熱心に見つめていた。
東壁の青竜(縦約25センチ、横約40センチ)は今回初公開で、西壁の白虎(縦約25センチ、横約45センチ)は06年以来2回目。同じ極彩色壁 画が描かれた同村の高松塚古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)の青竜と白虎の模写も展示されており、二つの古墳壁画が比較できるようになっている。
特別公開は24日まで。一般500円、高大生300円、中学生以下無料。期間中無休。問い合わせはキトラりんりんダイヤル(050・7105・5355)へ。
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初日はあいにくの雨となったが、午前9時の開館を前に、約50人が列をつくった。
「鳥肌が立った」と興奮気味だったのは奈良県橿原市の関西大大学院2年、竹本啓哉(ひろや)さん(23)。大学で東洋美術史を学んでおり、「古代 の現物を見て何かを感じ取りたい」と自転車で駆けつけた。「色がしっかり残っているし、白虎や青竜が実在しているみたいにリアルに感じた」
和歌山市の会社員森本正之さん(61)は早朝、妻の千珠子さん(55)と一緒に車で家を出てきた。「見られる時に実物を見ておきたかった。青竜は赤い舌とツメが印象的だった」と話した。
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