山陰海岸、地形の「世界遺産」に認定 国内4カ所目
世界ジオパークに選ばれた山陰海岸。左奥には鳥取砂丘が見える=鳥取県岩美町、朝日新聞社ヘリから、小玉重隆撮影
国際的に貴重な地形や地質を認定する「世界ジオパーク」に3日、京都、兵庫、鳥取の3府県にまたがる山陰海岸が選ばれた。国内の世界ジオパークは昨年選ばれた北海道の洞爺湖有珠山などに加え4カ所目。
ユネスコが支援する世界ジオパークネットワーク(事務局・パリ)が3日、ギリシャで開かれた会議で認めた。世界ジオパークはいわば、世界遺産の地質・地形版で、認められると保護や保全、教育への活用が行政や地元企業などに求められる。
山陰海岸は多様な地形が特徴。日本海の形成にかかわる約2500万年前からの岩石や地層、日本海の海面変動などでできた砂丘やリアス式海岸がある。昨秋、日本ジオパーク委員会(委員長・尾池和夫国際高等研究所長)が、世界ジオパークネットワークに推薦していた。
これで世界ジオパークは25カ国、77地域になった。
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