猛暑の影響?冬の風物詩「けあらし」発生 富山・高岡
日の出後、けあらしで黄金色に染まった女岩=7日午前6時33分、高岡市の雨晴海岸、林謙宗さん撮影
日の出前、「けあらし」に白っぽくかすむ女岩=7日午前5時51分、高岡市の雨晴海岸、林謙宗さん撮影
富山県高岡市の雨晴海岸で7日早朝、厳冬期によく見られる「けあらし」が発生し、同市の写真家林謙宗さん(68)が撮影した。けあらしは、海面の水蒸気 が陸上からの冷たい空気に触れて発生する霧。今回は夏の猛暑の名残で海水面が温かいところへ、平年並みの冷気が接したとみられ、この時期では珍しいとい う。
雨晴海岸はこの日、日の出直前に海面から数メートルの高さの霧が発生。隣の港の突堤や沖合の女岩(めいわ)などが白くかすんだ。さらに、朝日を受けると、霧とともに黄金色になった。
けあらしは風の少ない冬の日の出ごろによく見られる現象。この日は富山地方気象台の観測でも最低気温が13.7度で、日中は24度前後にもなった。一 方、海水温は9月末でも26度余で、平年より2度以上高かった。気象台によると、大気と10度近い温度差があれば、この時期でも発生しうるという。
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