「重要文化財級」東京女子大の旧体育館解体に反対声明
東京都杉並区にある東京女子大学の旧体育館を保存してほしいと、建築史家や文学者ら有識者の会が17日、緊急アピールを湊晶子大学長、原田明夫理事長に提出した。
現在、同大では創立90周年記念構内整備計画が進行中で、同体育館を解体、災害時の避難場所を兼ねた広場にすることが決定されている。
同体育館は鉄筋コンクリート2階建てで、1924年完成。日本におけるモダニズム建築の先駆け、チェコ出身のA・レーモンドが設計した。
今回のアピールには前野まさる・東京芸大名誉教授、鈴木博之・青山学院大教授ら建築の専門家のほか、賛同者に作家・永井路子さん、米文学者・柴田元幸さんら文化人40余人が名を連ねている。
「大正期に造られた国内に現存する唯一の大学体育施設。細部にまで工夫が凝らされた重要文化財級の近代建築」としている。
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