「ノリタケデザイン 100年の歴史」展、名古屋で開幕
大正時代から昭和30年代までにつくられたディナー皿108点が壁一面に展示されていた=18日午前、名古屋市中区の名古屋ボストン美術館、加藤丈朗撮影
「ノリタケデザイン 100年の歴史」展で作品に見入る人たち=18日午前、名古屋市中区の名古屋ボストン美術館、加藤丈朗撮影
日本の洋食器産業の礎を築いた日本陶器(現・ノリタケカンパニー)の100年を超す歴史を美しいコレクションでたどる「ノリタケデザイン 100年の歴 史」展(朝日新聞社など主催)が18日、名古屋市中区の名古屋ボストン美術館で始まった。一昨年6月横浜から始まった全国巡回展のフィナーレとなる地元開 催で、午前10時の開場から続々とファンが来場した。
明治から昭和初期にかけて製造、輸出され、現在「オールドノリタケ」と呼ばれて人気の高い陶磁器や日本初のディナー皿など約200件が公開されて いる。中でも目を引くのが「画帖(がじょう)」と呼ばれるデザイン画の数々。当時の流行を取り入れ、多様な技法を駆使して色彩豊かに描かれていて、美術的 価値も高い。
名古屋市の30代女性は「オールドノリタケが一度にたくさん見られるのがうれしい。名古屋に来るのを待っていました」と話した。8月30日まで。
京都・西本願寺の名品などを集めた「本願寺展—開かれる世界遺産の扉」(浄土真宗本願寺派、朝日新聞社など主催)も18日、名古屋市瑞穂区の市博物館で始まった。5月31日まで。
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