北朝鮮の金正日総書記死去 視察に向かう途中
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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)総書記が17日朝、急死した。69歳だった。朝鮮中央テレビが19日正午、 特別放送で伝えた。同時に、三男の正恩(ジョンウン)氏を中心とする体制に移ることを宣言した。だが、権力移行の展開によっては国内が混乱し、難民の流出 や核兵器の行方をめぐって情勢が緊迫する可能性も排除できない。
写真で振り返る金正日総書記朝鮮中央通信は19日、死因について「心臓及び、脳血管の疾病により、長期間治療を受けてきた。度重なる精神的、肉体的な過労により、急性心筋梗塞(こ うそく)が発生し、心原性ショックが併せて起きた」とした。現地指導に向かう列車の中だったという。17日午前8時半に死亡、18日に病理解剖検査が行わ れた。
金総書記の葬儀は28日、平壌で行われる。葬儀委員会の名簿では正恩氏の名前が最初に読み上げられた。外国からの葬儀代表団は受け入れないとした。翌 日、朝鮮労働党による追悼大会が開かれる。遺体は、父の故金日成国家主席の遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)記念宮殿に安置、12月17日から 29日までを哀悼期間とし、弔問客を迎え入れる。
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