2011年12月13日火曜日

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劣化した仕切り石、石室から無事搬出 岡山・千足古墳

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【動画】千足古墳から運び出される石室の仕切り石

写真:千足古墳から運び出される石室の仕切り石=11日午前9時24分、岡山市北区、高橋正徳撮影拡大千足古墳から運び出される石室の仕切り石=11日午前9時24分、岡山市北区、高橋正徳撮影


 重さ300キロ(推定)の石室の仕切り石「石障(せきしょう)」がゆっくりとつり上げられた。岡山市北区の国史跡、千足(せんぞく)古墳(5世紀前半) で11日、幾何学文様を施した石障が、石室から搬出された。市教委は年明けにも劣化した文様を保存修復する方法の検討を始める。

 国史跡の古墳で石室の一部を取り出すのは、奈良県明日香村の高松塚、キトラ両古墳に次いで3例目。

 石障(高さ53センチ、幅162センチ、厚さ13センチ)はステンレス製の箱に収められ、石室上部の天井石2枚を外した隙間(長さ170センチ、幅70 センチ)からチェーンでつり上げられた。衝撃を与えないよう少しずつ移動させ、古墳の頂上から地上まで約1時間かけて降ろされた。







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