2011年6月3日金曜日

asahi science history archeology enjin tabi

猿人、女は旅立ち男は地元に チンパンジーに近い行動

2011年6月3日10時9分

印刷印刷用画面を開く

ブログに利用このエントリをブログに利用

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:南アフリカで見つかったパラントロプス・ロブストス=ネイチャー提供拡大南アフリカで見つかったパラントロプス・ロブストス=ネイチャー提供

 二足歩行を始めた猿人は、女が群れを離れて旅をし、男は生まれた場所を離れずにいたらしい。英米や南アフリカなど6カ国の研究チームが2日、英科学誌ネイチャーに発表した。

 チームは、歯に含まれるストロンチウムが、エナメル質ができる子どものころに育った土地の食べ物の影響を受けることに着目。南アの洞窟で見つかった180万年以上前の猿人、アウストラロピテクス・アフリカヌスとパラントロプス・ロブストスの計19体の歯を調べた。

 その結果、男とみられる歯の9割が発掘された洞窟周辺の特徴を持ち、女とみられる歯の半数以上に、離れた地域の特徴があった。

 ボス以外のオスが群れを離れる行動を取るゴリラよりは、メスが群れを離れるチンパンジーに近かった。







0 件のコメント: