恐竜の体温、人肌並み?従来推定より低い36〜38度か
ジュラ紀の草食恐竜、ブラキオサウルスとカマラサウルスの体温は、人類に近い36〜38度——。米独のチームが24日、こんな研究成果を米科学誌サイエ ンスに発表する。体の大きさや代謝などからみると40度前後と推定されてきたが、あえてそれより低い体温に調節する機能を持っていたと考えられるという。
ブラキオサウルスは長い首と尾が特徴。体長は推定23メートル、体重40トンほどで、体の大きさは恐竜では最大級。カマラサウルスも最大20メートルと 言われる大きな恐竜だ。これまで、体の大きさや代謝などから推定された体温は40度ほど。今回、チームは、歯のエナメル層を調べる、より精度の高い手法を 用い、36〜38度という結果を得た。
一般に体が大きいほど体温も上がる。だが、恐竜ほどの巨体を高い体温で維持するのは、たくさんのエサを必要とするなど大変だ。ある程度成長したら、必要とするエネルギー量が少なくてすむように代謝を下げ、体温も低くしていた可能性があるとチームはみている。
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