世界記憶遺産の絵、伝右衛門邸で展示 筑豊観光の目玉に
ユネスコの世界記憶遺産に登録された筑豊の炭鉱画を描いた記録画家山本作兵衛が福岡県飯塚市に寄贈した原画を、庭園が国の名勝に指定される同市の旧伊藤伝右衛門邸で展示することになった。一般公開は23日から。
展示場所は、「筑豊の炭鉱王」と呼ばれた伝右衛門が骨董(こっとう)品などのお宝を収めていた道具蔵を改装したギャラリー。作兵衛が出生地の飯塚市に寄贈した26点のうち13点を市の歴史資料館から移す。このほか、作兵衛が愛用した水筒や財布、花札なども展示する。
筑豊の炭鉱を転々とした作兵衛だが、伝右衛門の炭鉱で働くことはなかった。時を超えての「共演」に、関係者は「筑豊観光の起爆剤になってほしい」と期待 する。入場料は小中学生100円、高校生以上300円。土曜日は小、中、高校生は無料。休館日は平日の火、水曜日と年末年始。問い合わせは飯塚観光協会 (0948・22・3511)。
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