小さな島で小さく進化 最小級カメレオン 体長15ミリ
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成長しても全長3センチ未満の新種のカメレオンが、アフリカ南東沖のマダガスカル島北部の小島で見つかった。世界で最小級の爬虫(はちゅう)類という。独、米の研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。
研究チームによると、このカメレオンは体長約15ミリ、全長でも30ミリ未満。このほか、3種(31〜45ミリ)の新種も見つかったという。生物が食べ 物などが限られた島にすむと、大陸にいる近い種類に比べ、体が顕著に小さくなる場合がある。チームはこのカメレオンの仲間が本島で小型化した上、小島に移 りすんだことで効果が「倍になった」と推測している。
マダガスカルは多数のカメレオンが生息することで知られ、世界最大のカメレオン(全長約70センチ)や、寿命がわずか数カ月のカメレオンもいるという。(小坪遊)
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