火星は水の星だった 30億年以上前の大洋の地図発表
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欧州宇宙機関(ESA)は、30億年以上前に火星の表面に存在したと考えられる大洋の地図を発表した。火星を周回中の無人探査機「マーズ・エクスプレス」の観測から作図した。
現在の火星は寒く、水は主に氷の形で存在する。しかし地下60〜80メートルまで調べられるマーズ・エクスプレスのレーダー観測で、氷を多く含むと考え られる堆積(たいせき)物が北半球の広い範囲で見つかった。これらの氷は火星が温暖だった40億年前ごろや地熱の放出が多かった30億年前ごろには解け、 大洋を作っていたらしい。
大昔の火星に大洋があったらしいことは、地形などからこれまでも推定されていた。
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