2012年1月16日月曜日

asahi science archeology rhino Nagasaki

2012年1月13日21時28分

国内最古級、1800万年前のサイの化石発見 長崎

写真:鷹島で見つかった1800万年前のサイの脚の骨や背骨の化石=長崎県松浦市役所拡大鷹島で見つかった1800万年前のサイの脚の骨や背骨の化石=長崎県松浦市役所

写真:骨の化石が発掘されたサイの復元想像図=絵・山本匠さん、長崎県松浦市提供拡大骨の化石が発掘されたサイの復元想像図=絵・山本匠さん、長崎県松浦市提供


 およそ1800万年前に生息した国内最古級のサイの骨の化石約100点が長崎県松浦市の鷹島で発掘されたと、松浦市教委と福井県立恐竜博物館が13日、発表した。恐竜博物館は「大型哺乳類の進化を知るうえで貴重な発見だ」と説明している。

 化石は鷹島南岸の波打ち際の岩場で見つかり、2009年11月〜10年6月、同博物館の宮田和周(かずのり)主任研究員らが掘り出した。背骨の大半やあばら骨、骨盤の一部など、全身の4分の1にあたる部位が特定された。

 サイは推定で体長2.4メートル、胴回り2.2メートル。現代のサイより脚が短く、水辺にすんでいたらしい。同じ時代のサイは、国内では岐阜県可児市などで断片的な骨の化石が見つかっているが、まとまって発掘されたのは今回が初めて。





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