老けない生き方、暮らし方 [著]吉沢久子
[文]朝日新聞社広告局 [掲載]2012年12月19日
■人に頼らず、自分で生きるために必要な勇気と覚悟を教える
著者には「人生の達人」という言 葉がふさわしい。戦争や震災を経て、94年を生きぬき、現役の生活評論家であり、ひとり暮らしを満喫している。心身が元気というだけではない。本書が紹介 するように、そのライフスタイル、すなわち自由で闊達(かったつ)な暮らしぶりが見事なのである。本書には、その題名通り、こんな風に年を取りたいと思わ せる秘密と魅力がつまっている。人生は年を重ねれば重ねるほど、味わい深くなることを、まさに実感させてくれるのである。
来し方を振り返り「ひ とりで暮らせる、自立した人間でいたいとも、思い続けてきました」と言える人はそう多くはないだろう。91歳のときに脳のMRIを撮影したところ、70代 から老けていないだけではなく、むしろこの10年で右脳と左脳のバランスが良くなったという診断結果が出たこともうなずける。「やらなければならないこと から逃げずに、でも、夢はずっともち続ける」「いい人生のしまい方を考えることは、結局今をどう生きるかを考えることでもある」といった珠玉の言葉が読み 手の胸を打つ。
この記事に関する関連書籍
著者:吉沢久子/ 出版社:主婦の友社/ 価格:¥1,470/ 発売時期: 2012年11月
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