本当は怖い韓国の歴史 [著]豊田有恒
[文]朝日新聞社広告局 [掲載]2012年12月19日
■韓流歴史ドラマから見えない悲惨で残酷な歴史の真実を描く
「冬のソナタ」に代表される韓流 (ハンリュウ)ドラマは、最近では韓流歴史ドラマへとブームが移りつつある。ドラマに登場する人物は日本女性に限らず男性にも人気を博している。さて、本 書は韓国通であり、次々に韓国をテーマとした著作を出版してきた著者が明らかにする韓国の「本当の歴史」である。著者は言う。
「王朝が滅びるたびに、多くの人々が異国へ強制連行され、婦女は犯され、多くが殺されるという歴史の連続だった」。著者は古代から近代に至る韓国の歴史をドラマと重ね合わせて解説する。
本書を一読すると、この国が、我々には想像もつかない悲惨な過去を歩んできたことが分かる。その国民性は、有史以来2年に1回、これまで960回も異民族 の侵略を受けた歴史と無関係ではない。実際の歴史はドラマで描かれるよりもはるかに過酷であった。それだけに現在、放映されている韓流歴史ドラマは自国の 悲惨な歴史を塗り替えたいという願望を満足させるカタルシスの役目を果たしていると著者は指摘する。近くて遠い国、韓国を正しく理解するために、ぜひとも 読んでおきたい。
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