新種?10万年以上前のコウモリ化石 山口大が発見
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山口県美祢(みね)市の秋吉台にある洞窟「無名穴(むみょうあな)」で10万〜15万年前とみられるコウモリの化石が見つかった。調査団の松村澄子・山口大大学院元准教授(65)=動物行動学=によると、今のコウモリより大きく、新種とみられるという。
松村さんらによると、2007〜11年の調査で見つけた。無名穴の入り口は秋吉台の標高約210メートルにある。全長は約780メートルで、高低差が約 100メートル。化石は洞窟入り口から約13メートル下の粘土質の地中で、頭や歯、下あごの骨など約百匹分が積み重なっていた。
大半が新種で、国内や東アジアに分布するテングコウモリの仲間とみられる。今のコウモリとはあごの骨の形が違い、犬歯が発達していることや、翼を広げた状態で数センチほど大きいことなどから、新種の可能性が高いという。
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