2011年1月17日月曜日

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3万4千年前の微生物、生きていた 砂漠の岩塩から発見

2011年1月15日21時0分

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写真:米デスバレー産の岩塩に閉じこめられた塩水滴に見つかった微生物(中央の黒丸で囲まれたもの)。左上の丸いものは緑藻の仲間=GSAトゥデー誌掲載の論文から米デスバレー産の岩塩に閉じこめられた塩水滴に見つかった微生物(中央の黒丸で囲まれたもの)。左上の丸いものは緑藻の仲間=GSAトゥデー誌掲載の論文から

写真:米カリフォルニア州のセイリンバレー。大昔の微生物が生きた状態で見つかったデスバレーに近い環境の砂漠だ=GSAトゥデー誌掲載の論文から米カリフォルニア州のセイリンバレー。大昔の微生物が生きた状態で見つかったデスバレーに近い環境の砂漠だ=GSAトゥデー誌掲載の論文から

 【ワシントン=勝田敏彦】米カリフォルニア州の砂漠デスバレーの2万2千〜3万4千年前の岩塩の中に、単細胞の微生物が生存しているのを、ニューヨーク 州立大の研究チームが見つけた。これほど古い生物が生きた形で見つかったのは非常に珍しい。米地質学会の専門誌GSAトゥデーに発表した。

 この微生物は、掘り出された岩塩に閉じこめられた塩水滴の中で見つかった。栄養を与えて最大90日間培養したところ、900の試料のうち五つが成長し た。そのDNAを調べたところ、古細菌と呼ばれる生物の仲間で、高い塩分濃度の環境を好む特徴を持っていることがわかった。

 塩水滴に残っていた緑藻が栄養源になったり、体の形を小さな球状に変化させて「休眠モード」状態になったりしていたことで生き残れたらしい。チームは、今回のような「長生き生物」の秘密を探ることが、地球の奥深くや惑星などでの生命探しのカギになると指摘している。




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