まだ見えなくてもあなたの道は必ずある [著]古木涼子
[文]朝日新聞社広告局 [掲載]2013年07月17日
■感動を呼ぶ歌「いのち」の作詞作曲者によるエッセー
まずは本書のCDを聴いて欲しい。澄み きった声で、ゆっくりと語りかけるように歌う著者の歌に心が揺さぶられるはずだ。「イエスのカリタス修道女会ローマ総本部」に所属し、布教活動を続けるシ スターとして、命の大切さを音楽のメッセージにこめた作詞作曲家として、著者は世界中で活躍する。決して音楽のプロではないにもかかわらず、代表作「いの ち」は、全国の教会や学校、東北の被災地などで歌われ、多くの反響を呼んだ。その歌を聴いて感想を寄せた人の中には受刑者もいた。
著者自ら、あ とがきに「わたしの手を離れてひとり歩きをし、いろいろなところを旅して、多くの方と出会い、それぞれの物語をお土産に持って帰ってくれました」と書いて いる。そんな感動的なエピソードが本書にはつまっている。つらい思いをしている人、人知れず悩んでいる人など、立場はさまざまだが、いずれも「いのち」の 価値、それを見守ることの大切さを私たちに教えてくれる。「いのちがこんなに尊いのはこの世にたったひとつだから」で始まる美しい旋律と美しい物語を多く の人と共有したいと思う。
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著者:古木涼子/ 出版社:青春出版社/ 価格:¥1,400/ 発売時期: 2013年06月
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