野崎洋光のたのしい缶詰レシピ 魚介類編 [著]野崎洋光
[文]朝日新聞社広告局 [掲載]2012年08月22日
■缶詰の魅力を引き出す便利でおいしいレシピ集
コンパクトに重ねられて場所をとらない缶詰 は、保存食として最適だ。火を使わずそのまま食べられるから省エネで、非常食になるし、常温で保存できるので節電にもなる。そればかりか、和食の達人とし て名高い著者は「近年の缶詰の質の良さ、おいしさに目を見張った」と感心する。新鮮な素材を真空状態で加熱殺菌するため、旬のおいしさや栄養分が詰まって いるからだ。カルシウム豊富な骨ごと食べられるものも多い。このように、むしろ味の面に着目して、缶詰の魅力を最大限に引き出したのが本書である。
試行錯誤の末、著者が生み出したレシピは全93品。さけ中骨のしんじょ蒸しなどメーンのおかずから、ご飯もの、汁もの、鍋もの、酒のつまみまで、缶詰レシ ピとは思えない本格的な料理が並ぶ。著者によると、特に水煮缶の汁は「だしのかたまり」。しかも下調理ができているので、凝った料理も手軽にできる。味付 け缶にしても工夫次第でいかようにも楽しめる。缶詰の種類ごとに利用法をつづったコラム「野崎流活用術」を参考に、便利でおいしい缶詰料理のレパートリー を広げたい。
この記事に関する関連書籍
著者:野崎洋光/ 出版社:東洋経済新報社/ 価格:¥1,365/ 発売時期: 2012年06月
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