大昔のノミ、体長は2センチ 英科学誌に発表
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恐竜がいた頃のノミは体長が2センチもあった——。そんな論文をフランス国立自然史博物館や中国科学アカデミーなどの研究チームがまとめ、1日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。
チームは中国・内モンゴル自治区などで出土したジュラ紀中期から白亜紀初期の化石を調べた。体長はメスが1.4〜2センチでオスが0.8〜1.4センチ。現代のノミの10倍前後という巨大さだった。
頑丈で長い吸い口や、毛などに絡まりにくい構造を持っていた。体表に毛が生えた獣に寄生するのに適しているが、当時の哺乳類は小型だったことからチームは「巨大ノミは羽毛を持つ恐竜にも寄生していたのではないか」とみている。(竹石涼子)
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