2012年3月12日月曜日

asahi science archeology Hadro Saurus fossil Nagasaki

2012年3月12日20時22分

長崎は恐竜の楽園だった? 化石発見、今後にも期待

写真:今回見つかった恐竜化石=福井県勝山市の同県立恐竜博物館拡大今回見つかった恐竜化石=福井県勝山市の同県立恐竜博物館

写真:今回見つかった化石の部位(赤く着色した部分)=福井県立恐竜博物館提供拡大今回見つかった化石の部位(赤く着色した部分)=福井県立恐竜博物館提供

写真:今回見つかった化石の近縁種とみられるハドロサウルス科のサウロロフスの骨格=福井県立恐竜博物館提供拡大今回見つかった化石の近縁種とみられるハドロサウルス科のサウロロフスの骨格=福井県立恐竜博物館提供

写真:今回見つかった化石の近縁種とみられる、ハドロサウルス科のサウロロフスの復元模型=荒木一成さん製作、福井県立恐竜博物館提供拡大今回見つかった化石の近縁種とみられる、ハドロサウルス科のサウロロフスの復元模型=荒木一成さん製作、福井県立恐竜博物館提供

図:今回の発見地点拡大今回の発見地点


 福井県立恐竜博物館と長崎市科学館は12日、長崎市北浦町の海岸で、白亜紀後期(約8400万年前)の草食恐竜の化石を発見したと発表した。今回の発見 地点から約20キロ離れた場所で2010年に同じ種の化石が見つかっており、一帯で今後、恐竜化石の発見が相次ぐ可能性があるという。

 見つかった化石は長さ41センチ、幅23センチ。カモノハシのような平べったい口をもつ草食恐竜、ハドロサウルス科の右太ももの骨の上半分とみられ、恐 竜の全長は約6メートルと推測されるという。一帯を合同で調査していた両館が昨年4月に化石を発掘し、鑑定を進めていた。

 約20キロ離れた同市南部の野母崎(のもざき)で10年、同じ年代の恐竜化石が見つかり、ハドロサウルス科に属する別の個体の左太ももの骨とみられてい る。いずれもこの地方に点在する「三(み)ツ瀬(ぜ)層」と呼ばれる地層から産出したことから、福井県立恐竜博物館の宮田和周(かずのり)主任研究員は 「今後、一帯から続けて恐竜化石が見つかる可能性がある」と話している。






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