2011年8月3日水曜日

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植物の新種報告、英語でも可 ラテン語の壁崩し規約改訂


 76年間、ラテン語に限られていた植物の新種の発見報告が英語でもできるようになった。オーストラリア・メルボルンで開かれた国際植物学会議が30日、規約を改訂した。また、報告は紙媒体だけでなく、電子出版の論文も認めることにした。

 植物学では1935年に国際ルールができ、新種の報告は「ラテン語のみ」で、紙媒体に掲載されたものに限ってきた。今回の改訂で論文の発表が加速され、検索も容易になると期待される。

 命名規約委員会委員長のサンドラ・ナップ博士(英国自然史博物館)は「植物科学にとって大きな一歩。大量絶滅に直面している今、新種がいち早く登録され、探しやすくなるのは保全活動に大いに役立つはずだ」と談話を発表した。




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