石頭恐竜の新種、ゴビ砂漠で発見 9千万年前に生息
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林原生物化学研究所(岡山市)は25日、2002年にゴビ砂漠で見つかった化石が、ドーム形の頭をもつ石頭恐竜のパキケファロサウルス科の新種だったと発表した。約9千万年前に生息していたもので、同科では世界最古という。
化石はモンゴルのアムトガイで発見。前後5センチ、幅4センチ、厚さ2センチで、前頭骨と頭頂骨がくっついた頭骨の最上部にあたる部分だった。体長1メートル程度の若い恐竜とみられる。骨の特徴から新種と判明。発見場所から「アムトケファレ・ゴビエンシス」と名付けた。
パキケファロサウルス科の化石はこれまで、約8千万年前までのものしか確認されていなかった。今回は約9千万年前の白亜紀後期の地層から見つかった。石 頭恐竜の石頭は戦いで頭突きに使うと考えられてきたが、近年は首を痛めるとの指摘もあり、用途は謎となっている。(長崎緑子)
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