4千光年の彼方にダイヤの星 大きさは地球の5倍?
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地球の5倍の大きさかも知れないダイヤモンドでできた星——。地球から4千光年離れた銀河系のなかに、こんな惑星があるとみられることが、オーストラリアなどの国際研究チームの観測でわかった。26日の米科学誌サイエンスに発表する。
豪や英米にある複数の望遠鏡による観測で、この惑星は、重さは地球の300倍以上ある木星と同じくらいだが、直径は地球の5倍程度の6万キロ以下とわ かった。惑星の密度から炭素や酸素でできていると考えられ、この大きさの惑星だと、炭素は結晶化してダイヤモンドになっているとみられる。
太陽のような恒星が二つペアになっている連星が、寿命を終えて爆発したとき、一方が中性子星と呼ばれる重い星になり、他方が表面のほとんどの物質をはぎ 取られ炭素と酸素だけの星になったと考えられる。直径20キロで太陽の1.4倍の重さがある中性子星のまわりを、ダイヤモンドの惑星が2時間10分の周期 で公転しているという。(小宮山亮磨)