悪臭も「世界最大の花」開く ショクダイオオコンニャク
【動画】世界最大の花「ショクダイオオコンニャク」 |
花びらが広がり始めたショクダイオオコンニャク。開花が進むにつれて悪臭が強くなった=25日午後5時55分、茨城県つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園、福留庸友撮影 |
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「世界最大の花」をつけるショクダイオオコンニャクが25日、国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)で開花した。高さ約2メートル、タワーのような形の大きな突起があるのが特徴だ。開花中、一般公開で観察できる。
絶滅の恐れがあるサトイモ科の植物で、インドネシア・スマトラ島が原産。開花は珍しく、国内では9例目。複数の小さい花が集まって咲き、花の見ごろは 2〜3日と短い。タワー状の突起からは、腐った魚のような悪臭を放つ。臭いにつられてやって来た昆虫に、花粉を運んでもらうためという。
栽培を担当する遊川知久研究員(50)は「いつかこの花を咲かせてみたいと思っていた。20年来の悲願が成就した」と話した。(山本智之)
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